【美容師が解説】洗い流さないトリートメントの効果5選

この記事では、洗い流さないトリートメントの効果について解説します。

洗い流さないトリートメントには様々なケア効果が期待できます。例えば、「保湿性を高めてくれる」「キューティクルの接着」「髪内部をしなやかに強化する」「熱から髪を守る」「摩擦から髪を守る」「髪内部をしなやかに強化する」「髪の色保持性が期待できる」といった要素です。

お客様にもわかる言葉で解説しますので、美容師さんはアドバイスにご利用ください。

洗い流さないトリートメントの効果

  • 保湿性を高めてくれる
  • 摩擦や熱から髪を守ってくれる
  • 髪の色保持性が期待できる
  • キューティクルの接着
  • 髪内部をしなやかに強化する

洗い流さないトリートメントの主な効果を5つ解説します。

保湿性を高めてくれる

洗い流さないトリートメントは『保湿性を高める』効果があります。

髪は湿度の影響を受けると、広がったり、パサついたり、うねりがでる原因になります。乾燥と湿度の影響の繰り返しで、綺麗に落ち着かない現象がおこります。これをフリズといいます。毛髪の内部に保水成分を取り込み、髪を保湿すると、湿度の影響を受けにくくなります。 髪には結合水という蒸発しにくい水分があります。

擬似的に作れると髪の構造体が安定します。優れた成分の代表的なものは「ナノ化セラミド」や「ナノ脂質」あるいは「保水ジェル成分」です。

摩擦や熱から髪を守ってくれる

洗い流さないトリートメントは「摩擦や熱から髪を守る」効果があります。

日常生活で、ドライヤーやアイロンの熱を毎日受けていると髪はどうしても痛んできます。髪が痛むと「髪のパサつき」や「枝毛、切れ毛」が増える原因になります。熱ダメージを抑える効果が期待できるのが、洗い流さないトリートメントでは、エルカラクトンが知られています。

エルカラクトンの有無は、とても重要です。同時にスタイル保持性も期待できるものが良いでしょう。

洗い流さないトリートメントには、「ヒートプロテクト、耐熱性」の効果が必要です。

これらのダメージケアを行うことで、髪の指通りが良い状態をキープすることにつながり、髪のサラサラやツルツルを実現できます。

アイロン使用時の滑り性は重要なので、摩擦や熱に対応する成分の充実は必須です。

髪の色保持性が期待できる

洗い流さないトリートメントは「髪の色保持性」が期待できます。

色保持性はシャンプーの影響が大きいですが、洗い流さないトリートメントにも必須です。

色保持性は専門的に「髪表面の疎水化の必要性」といいます。これは、髪につく水分をはじく状態をいいます。この要素が「髪の色保持性」や「湿度の影響を受けにくくする」効果となり、スタイルの持続性やおさまりに大きく影響します。

キューティクルの接着

髪はウエット時やさまざまな要因でキューティクルが開きます。

この状態をリフトアップといいます。保湿成分を効果に維持するためにも「キューティクルの接着」が必要です。この場合は被膜形成ではなくキューティクルエルカラクトンなどで接着です。感触や輝きにも影響します。擬似的にキューティクルの代替えのようなアプローチも必要になります。

髪内部をしなやかに強化する

髪が切れにくく枝毛ができにくくする必要性です。

「髪内部をしなやかに強化」する効果が必要です。専門的には毛髪破断強度といいます。専門用語があるほど洗い流さないトリートメントには必要な要素です。代表的には、セラミドやボンディングプレックスという成分があり、しなやかで強さのある美髪に貢献します。

エルカラクトンも洗い流さないトリートメントにおすすめ

エルカラクトンの中でもナノ化された(エマルジョンタイプ)が、洗い流さないトリートメントのパワーUPに推奨します。

エルカラクトンは、前述の要素全てが対象ではないですが、洗い流さないトリートメントに配合されていると良いです。

また、洗い流さないトリートメントは、ケア要素とスタイリング要素が一つになっている製品選択がおすすめです。

原料近似の サロン専売品ナノ化エルカラクトンをお試しください。

エルカラクトン ナノ化されたラクトンがおすすめ

スピリッツのおすすめ商品

スピリッツの洗い流さないトリートメントや洗い流さないコンディショナーは、上記の要素を製品化した サロン専売ブランドです。

ヘアケアとスタイリングの要素がある製品を選択してください。結果として手触り、指通りが良いものをおすすめします。

※全文の「効果」とは、製品に対しては「効果の要素」を「アプローチする製品」となります。