電解質複合トリートメントとサロントリートメント

ペリセアを用いたサロントリートメントの企画についてご説明します。

旭化成ファインケム株式会社 商標ペリセア

ペリピュアは、スピリッツの製品名です。

ペリピュアの用事調整

電解質複合体トリートメントのベースとなる、ペリピュアの用事調整に関する手順と注意点です。

項目 内容 補足・注意点
用事調整比率 精製水:約100g + ペリピュア0.3g~0.5g(0.3~0.5%) g(%)厳守。水道水不可。
作り置き 3日程度を限度 用事調整時の落下菌やボトルの清潔度によるため限定できません。冷暗所での保管を推奨します。

電解質複合体トリートメント

簡単ですが、極めて効果的な電解質複合体トリートメントの施術手順とポイントです。

項目 内容/手順 補足・ポイント
施術手順
  1. ペリピュア用事調整液をしっかり噴霧(アニオン)
  2. 1~2分放置(良い方向のキシミが伴います。コーミングはしない)
  3. 流さずにVIGUSIPLEX、VIGUSIウルフォフ、またはドロップエッジをかぶせる(瞬時にキシミはなくなります。これらは製品としてカチオンです。)
  4. 放置時間: 10分~
アニオンとカチオンが合一し、分子が大きくなり毛髪内部に、より留まりやすくなりダメージケアを、さらに有効にします。
かぶせる製品候補
  • ハイダメージなら:VIGUSIPLEX
  • ミドルダメージなら:VIGUSIウルフォフ
  • 毛量多く、パサつく、うねる、広がるが顕著なら:ドロップエッジ
  • VIGUSIPLEXの代表成分「プレックス」、VIGUSIウルフォフの代表成分「結合ケラチン」、Dropedge代表成分の「グア」「帯電抑制成分」はいずれもカチオン性です。
  • ドロップエッジの2成分は、パサつき・うねり・広がりが顕著な髪に重要な保水機能も有します。

サロントリートメントの考え方を変える

電解質複合体トリートメントを基にした、サロントリートメントの新しい提案とそれに伴う目的、注意点です。

項目 内容 補足・注意点
新しい考え方 「かぶせる」製品(VIGUSI等)のいずれかをお客様に持って帰っていただくことを推奨。 製品量が減ったVIGUSI等を渡すことになります。それぞれの製品価格程度~にてサロン料金を設定してください。
目的・メリット シンプル行程で効果的、かつ時間がかからない。『ヘアケアは、日々が大切。』をお客様へ展開。継続的な製品使用と自宅ケアの可能性。VIGUSIシリーズはダメージケア・エイジングケアに対応。アイロンでのスタイリングにも対応。 お客様へのアドバイス:内部ケアには放置時間が大切。指通り性などの髪表面要素だけなら直ぐに乾かしても担保されます。
注意点
  • シャンプー&コンディショナー後にペリピュアを使う場合、コンディショナーはかなりよく流してください。滑り性を感じないレベル!
  • ペリピュアを噴霧すると良い方向のキシミが出ることがあります。コーミングはしないでください。後に、VIGUSI等を「かぶせる」と瞬時に指通りが良くなります。
  • %の厳守高濃度にするとゴワゴワになる。
シャンプー後の、流すコンディショナーのカチオン成分(滑り感)が残っているとペリセアが機能しない可能性があるため、少しキシミ感が出る程度まで、流し切るのがポイントです!

機能高めるサロントリートメント| 別内容

ナノ化エルカラクトンで機能高める、電解質複合体トリートメントとは別の内容のサロントリートメントです。

項目 内容/手順 補足・ポイント
**施術手順**
  1. 精製水(水道水不可)100g+Eラクトンプラス5g~10gを用事調整。
  2. *保管はペリピュア項を参照。
  3. 調整液を噴霧。
  4. 直ぐにVIGUSIPLEXかVIGUSIウルフォフかドロップエッジをかぶせる(VIGUSI2種にもナノ化エルカラクトンは配合しています)。
  5. 放置10分~
  6. 流さないで仕上げ。
  7. ブローかアイロンでエルカラクトンの有効性を高める。
アイロン温度とスルーに関して エルカラクトンは熱によって持続性UPします。アイロンは、180〜130度で1回〜3回スルー程度。ブローの熱(60度以上)でも機能します。 アイロン使用は毛髪を完全ドライにしてから行ってください。